ポイント ユースケース集
具体的なシナリオを通じて、ポイントの付与・消化・管理の流れを示します。
ユースケース1: チェーン店の購買金額連動ポイント
シナリオ
飲食チェーンが全店共通のポイントカードを導入する。
設定
- 種類: ポイント型
- 付与率: 100円につき1ポイント(端数切り捨て)
- 消化: 1ポイント = 1円として利用
- 有効期限: 最終ポイント変動(付与または利用)から1年間
- 運用範囲: テナント共通(チェーン全店利用可)
流れ
- 会員が店舗で食事をし、会計時に会員証バーコードを提示
- スタッフがバーコードをスキャンし、購入金額1,280円を入力
- システムが自動計算: 1,280円 × 1% = 12.8 → 切り捨てで12ポイント付与
- アプリに「12ポイント獲得しました!」と通知
- 別日に別の店舗で会計時に「ポイントを使う」を選択
- 300ポイントを利用し、300円分を割引
考慮点
- 端数処理方式を統一(この例では切り捨て)
- テナント内の全店舗でポイントが共通利用できることを会員に周知
- 有効期限は「最終変動起点」のため、利用でも期限が延長される
ユースケース2: カフェのスタンプカード
シナリオ
個人経営のカフェが、紙のスタンプカードをデジタル化する。
設定
- 種類: 回数ベーススタンプ
- 付与: 来店ごとに1スタンプ(QRコードスキャン)
- 特典: 10スタンプで好きなドリンク1杯無料
- 有効期限: 最初のスタンプから1年
流れ
- 会員が来店し、店頭のQRコードをスキャン
- 来店と同時にスタンプが1つ追加される
- アプリのスタンプカード画面に「5/10」のように進捗が表示される
- 10スタンプ到達時に「ドリンク1杯無料クーポン」が自動発行
- 次回来店時にクーポンを提示して特典を利用
- スタンプカードがリセットされ、新しいカードが開始
考慮点
- 同日に複数回のスキャンを防止(1日1スタンプ上限)
- 有効期限切れの場合はスタンプリセット(ユーザーへの事前通知を推奨)
- 紙カードとの移行期間は手動でスタンプ数を入力して引き継ぎ
ユースケース3: ポイント倍率キャンペーン
シナリオ
商店街が月末の土日にポイント5倍キャンペーンを実施する。
設定
- 通常付与率: 100円につき1ポイント
- キャンペーン倍率: 5倍
- 期間: 月末の土日(2日間)
- 1日あたり付与上限: 500ポイント
流れ
- キャンペーン開始日の前日にアプリでプッシュ通知「明日からポイント5倍!」
- 会員が商店街の店舗で3,000円の買い物
- 通常: 3,000 × 1% = 30ポイント → 5倍で150ポイント付与
- 同日に別の店舗で5,000円の買い物
- 通常: 5,000 × 1% = 50ポイント → 5倍で250ポイント付与
- 本日の合計: 400ポイント(上限500以内のため全額付与)
- さらに別の店舗で4,000円の買い物
- 通常: 4,000 × 1% = 40ポイント → 5倍で200ポイントだが、上限まで残り100ポイント
- 100ポイントのみ付与。本日の合計: 500ポイント(上限到達)
考慮点
- 1日の付与上限を設けてポイントゲッター対策
- 倍率適用前の基本ポイントを計算し、倍率を掛けた最終結果に端数処理
- キャンペーン終了後の原資消化状況をレポート
ユースケース4: マイルとポイントの二種類運用
シナリオ
航空系クレジットカード提携の商業施設が、来店マイルと購買ポイントを別管理する。
設定
- マイル: 来店ごとに10マイル付与。100マイル = 1ポイントに交換可能
- ポイント: 購入金額100円につき1ポイント。1ポイント = 1円として利用
- 運用: マイルとポイントは独立して管理、交換は一方向(マイル → ポイント)
流れ
flowchart TD
A[来店] --> B[+10マイル]
A --> C[購買]
C --> D[+ポイント\n100円=1pt]
B --> E{100マイル\n到達?}
E -->|Yes| F[1ポイントに交換]
F --> D
E -->|No| G[マイル蓄積を継続]
- 会員が来店し、QRコードをスキャン → 10マイル付与
- 店舗で5,000円の購買 → 50ポイント付与
- マイル残高: 10マイル、ポイント残高: 50ポイント
- 10回来店後: マイル残高100マイル
- アプリで「100マイル → 1ポイントに交換」を実行
- マイル残高: 0、ポイント残高: 51ポイント
考慮点
- マイルとポイントの有効期限は独立して管理
- 交換レートの変更時は事前告知
- マイルの失効は来店を動機づける機会として通知を活用