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会員ランク ユースケース集

具体的なシナリオを通じて、会員ランクの判定・特典・運用の流れを示します。

ユースケース1: カフェの来店回数ランク

シナリオ

購買金額を記録していないカフェが、来店回数ベースの2段階ランクを導入します。

設定

  • ランク: 一般 / 常連
  • 判定基準: 直近6か月の来店回数(来店記録ベース)10回以上で常連
  • 判定方式: 直近期間型(毎日再計算)
  • 常連特典: スタンプ2倍、常連限定クーポンの配信

流れ

  1. 会員の来店(チェックイン)が来店記録として蓄積されます
  2. 直近6か月の来店回数が10回に達すると、即時に常連へ昇格し、通知が届きます
  3. 以後の来店ではスタンプが2倍付与されます
  4. 来店が減って直近6か月の回数が10回を下回りそうになると、「あと1回のご来店で常連を維持できます」と通知されます

考慮点

  • 段数を2段階に絞ることで、基準の説明を「半年で10回」の一言にできます
  • 直近期間での判定のため、リセットの崖がなく自然に昇降格します

ユースケース2: 年度型ランクとランク限定クーポン

シナリオ

複数店舗を持つ事業者が、年間購買金額による3段階ランクを運用します。

設定

  • ランク: ブロンズ / シルバー / ゴールド
  • 判定基準: 前年度の購買金額(シルバー: 5万円以上、ゴールド: 15万円以上)
  • 判定方式: 年度型(年1回、年度初めに反映)
  • 特典: ポイント付与率の差(1% / 1.5% / 2%)、ゴールド限定クーポン

流れ

  1. 年度末に前年度の購買金額を集計し、年度初めに新ランクを反映します
  2. 反映前に「来年度のランクのご案内」を通知し、降格対象者には残り期間で必要な金額を知らせます
  3. ゴールド限定クーポンは、シルバー会員のクーポン一覧にも「ゴールド限定・利用不可」として表示されます
  4. シルバー会員がゴールドを目指す動機づけになります

考慮点

  • 降格の不意打ちを避けるため、年度末の2〜3か月前から予告通知を出します
  • 限定クーポンを「見せる」場合は、利用不可の理由(必要ランク)を明記します

ユースケース3: 昇格お祝いとハイブリッド判定

シナリオ

美容室が、昇格体験を重視したランク制度を設計します。

設定

  • 判定方式: 昇格は実績到達で即時、昇格後12か月はランク保証、満了時に直近12か月実績で再判定
  • 昇格特典: 昇格時にお祝いクーポン(次回施術10%オフ)を配信
  • 維持基準: 昇格基準の7割の実績で維持可能

流れ

  1. 会員の実績が昇格基準に達した時点で即時昇格し、お祝いクーポンが配信されます
  2. 昇格後12か月はランクが保証され、期間中の実績で満了時に再判定されます
  3. 再判定時、維持基準(昇格基準の7割)を満たしていればランクを維持します
  4. 満たしていない場合は1段階降格し、降格後も再昇格までの進捗が表示されます

考慮点

  • 「昇格は即時・降格は年1回・維持は緩め」の組み合わせで、ポジティブな体験を最大化します
  • お祝いクーポンに有効期限を設定し、昇格直後の来店につなげます

ユースケース4: 実績データ欠損の救済

シナリオ

店頭でのポイント付与漏れにより、会員の実績が実態より少なく記録されていました。

流れ

  1. 降格予告通知を受け取った会員が「先月も来店したのに」と店舗に申し出ます
  2. スタッフが来店の事実を確認し(レシート、予約記録など)、実績を事後補正します
  3. 補正後の実績で再判定され、ランクが維持されます
  4. 補正の操作履歴(誰が・いつ・何を根拠に)が記録されます

考慮点

  • 補正の権限をスタッフの役割に応じて制限します(店舗スタッフは自店舗分のみ、など)
  • 補正が頻発する場合は、店頭オペレーション側(付与忘れ)の改善に取り組みます